2代目リーフに試乗:目指したのは・・・フツウ感?

2018/01/23(0) 122

目次

けっこう売れてます
外観はカッコよく、大きくなりました
内装は若者向きではない・・・?
e-ペダルは BMW i3 と同じ使用感
操作が簡単、プロパイロットパーキング
まとめ:やっぱり内装がネック(・_・;

けっこう売れてます

初代リーフから7年経って、2017年9月にやっと2代目となったリーフ。
販売台数は、10月が3,629台、11月は日産の不祥事で落ち込んだようですが、 12月は2,306台。アメリカの予約受注台数は、なんと12,000台を超えたらしいです。

そんな、EVとしてはかなり滑り出し好調なリーフ、実際に見て、乗ってみるとどんな感じなのか、ちょっと試乗してみました。

外観はカッコよく、大きくなりました

外観は、パッと見、1代目リーフと比べて、だいぶ大きくなったように見えます。 プラットフォームは基本的には一緒ということで、サイズもほとんど変わっていないようですが、 デザインでここまで変わるものかと、びっくりします。

旧型リーフ新型リーフ
全長4,445mm4,480mm
全幅1,770mm1,790mm
全高1,545mm1,540mm
ホイールベース2,700mm2,700mm
車両重量1,430~1,520kg1,490~1,520kg
乗車定員5人5人


先代リーフは、小さくはないけど、ちょっとコンパクトカーのようなスタイリングだったので、小さく見えたのでしょうか。 新しいリーフは、少し車高も低くなって、スタイリッシュですね。とても同じプラットフォームとは思えません。


リアビューは攻めてますねー。次世代EVのクルマ!という雰囲気を感じます(^_^)

外観は、随分とスタイリッシュになって、次世代感があり、とてもよくなったと思います!ちょっといいかも・・・と思っていたのですが・・・

内装は若者向きではない・・・?

内装を確認しようと、運転席のドアを開けたら・・・あれ?クルマ間違えた?と一瞬思ってしまいました。
これだけ先進的な外装と打って変わって、このレトロチックなメーターパネルまわり・・・


先代のリーフのメーターは、当時、行き過ぎなくらいの先進感があって、すごくシンプルで好きでした。 2代目リーフのこのメーターの配置とか、このパネルの質感とか、色とか、 次世代というよりは、ひとつ前の世代?というイメージに見えてしまいます。他の車の流用パーツを使ってるの??


どうもリーフは、先進性を求めるよりも、万人に受け入れられるオーソドックスなスタイルを取ったらしいです。 この感じ、明らかに新しいもの好きな人や、若者には受け入れられないような気がするのですが、 そういう人は対象外なのでしょうかね・・・(・_・;
人の好みはそれぞれなので、私個人の意見になってしまいますが、車の評論家の方々にも、内装の評価はあまりよくないようです。


↓ルームミラーは、ミラー自体が液晶表示されるものが付いていました。これ、未来的でかっこいいです!
・・・でも、実際に走っているときに使おうとすると、鏡ではないので、いちいち目の焦点をこの液晶に合わせるのが、 ちょっと苦痛に感じてしまいました。ミラーだと鏡ごしのずっと先に、目の焦点を合わせるので、それに慣れてしまっているだけかもしれません。 もし、慣れれば問題ないものなら、このルームミラーは面白いですね(^-^)


e-ペダルは BMW i3 と同じ使用感

走り出すと、EVなのでエンジン音は当然ゼロ。タイヤが道路の段差に当たる音が聞こえます。 全体的に、すごく静かです。先代よりも静かになっています。モーター音も、全く聞こえません。 ここも好みによると思いますが、私はキュイーンというモーター音がけっこう好きなので、全然聞こえないモーター音が、 ちょっと残念に感じてしまいました。

e-ペダルか、普通のアクセル操作かは、簡単に切り替えられるようになっています。 e-ペダルに切り替えると、エンジンブレーキのような回生ブレーキが、アクセルを緩め方に応じて効いてくるようになります。 そして、ブレーキペダルを使わずに、スムーズに止まることができます。やっぱりこれはとてもいいです!
2年ほど前に、BMWの i3 に2ヶ月ほど乗る機会があって、その時も感動して記事にしたのですが、 リーフのe-ペダルは、i3 のそれと全く同じ動作に感じました。2年前、日本でもこれをやってくれたらいいのになーと思っていましたが、 日産がやってくれて、とても嬉しいです。トヨタも続いてくれるといいのですが。
BMW i3 はクリープなしで快適!


車体を取り回してみると、やはり全体的にクルマが大きくなっているように感じました。 そして、ちょっと重い感じがします。先代リーフは、もう少し軽く感じた気がするのですが、 大きく見えるから、気分的な問題なのでしょうか。全高が低く抑えられているので、そのせいもあるかもしれません。

操作が簡単、プロパイロットパーキング

試乗から帰ってきて、ディーラーの駐車場に駐車する時、プロパイロットも試させてもらえました。


駐車しようとすると、画面上の、駐車スペースとリーフが判断したところに、「P」マークがつきます。 その「P」マークを押すと、プロパイロットパーキングのボタンを押している間は、全ての捜査をリーフ側が行って、 指定した「P」まで駐車してくれます。


この動作を遅いと感じる方もいるようですが、私は駐車するのがめんどくさい時など、 積極的にお願いしたいなーと思いました。何かあっても責任は取ってくれないようですが(^_^;)


まとめ:やっぱり内装がネック(・_・;

カタログ上の航続距離が400キロまで達したこと。7年の時を経て、とてもかっこいい外装を得たこと。 それを踏まえても・・・この内装だと気分がアゲられませんでした(^◇^;)
内装の質感とか、雰囲気とかって、 やっぱり重要なんですね。クルマに乗っている時は外観は見えないので、内装の感じから外観を想像します。 内装も含めて、全体的にカッコよく先進的であって欲しいと思ってしまいます。
次は逆に、内装を未来に振りすぎたようなバージョンのリーフを出して欲しいです(^-^)