EVの急速充電器をまとめる団体、NCSが解消に?!

2019/09/05(0) 97

目次

EVの急速充電器の普及第一人者が消える?!
EVを牽引している日産とNCSの関係は、これからどうなる?
急速充電器の高出力化を伴っての、今後の改革に期待!!

EVの急速充電器の普及第一人者が消える?!

新型日産リーフ G(ze1) 白/青ツートンに乗っています。

先日、何気なくネットで電気自動車のことを見ていたら、EVsmartさんの記事で、
「速報:日本の充電器ネットワーク最大手NCSが解消へ」
というものが・・・

一瞬、ちょっと目を疑いました。
テスラもmodel3でだんだん調子出てきて、ヨーロッパ勢もどんどんEVやPHEVを揃えてきていて、これからEVが面白くなっていくなー!と思っていた矢先。
日本のEVは、もうおしまいなの?!
瞬間的に、そう思ってしまいました。


NCSと言えば、日本のEVの急速充電器設置を、完全に(?)牛耳っている団体ですよね。チャデモに付いている、あのピンクと緑の「チャージスルゾウ」は、NCSのものです。
高速道路に設置してある急速充電器は、ほとんどがNCSだと思います。
そんなNCSがなくなってしまったら、日本のEVは減退するしかない・・・

放心状態のまま、速報の記事を見ていると、NCS(合同会社日本充電サービス)から「株式会社e-Mobility Power」という会社に変わるということです。
合同会社から株式会社に変わるということ?
NCSのホームページのニュースリリースを見ていても、事業自体は、そのまま継続するようです。


EVを牽引している日産とNCSの関係は、これからどうなる?

気になるのは、今までNCSは、トヨタ、日産、ホンダ、三菱自動車が出資者に入っていたけど、今発表されている内容には、車メーカーの影が見えなくなっているということです。
現状で見ると、実質、日本の車メーカーでピュアEVを出しているのは、日産だけ。
有料になった急速充電器を使うのは、基本的に、充電し放題プランのある、リーフに乗っている人ですね。

トヨタ、ホンダ、三菱は、急速充電器なんて使ってないから、出資やめてもいいや。となるのも頷ける?
でも、今後、EVは少しずつでも普及していくでしょうから、大企業がそんなに短期的な目線で見ているとも思えないので、そんな理由では脱退しないか。

にしても、日産の名前がなくなっていることが、かなり気になります。
だって、素人考えですが、日産の充電し放題のプランは、NCSと日産の密接な関係があるからこそ、成り立っているもののように見えます。
その関係性が、薄くなったり、なくなったりしたら、もしかして、充電し放題プラン、なくなる?!(・□・;)


リーフを購入する人は、少なからず、充電し放題であることを計算に入れて購入を決めていると思うので(私も含めて)、もし、日産の充電し放題プランがなくなったら、ダメージ大きいです(~_~;)

ただ、ほんとは無料プランとかないほうが、EV社会として、正常に進化していくのではないかと思うので、その方がいいのかな・・・とも思います。

急速充電器の高出力化を伴っての、今後の改革に期待!!

何はともあれ、近いうちにEVにとって、大きな動きがあることになりそうですね。
新しい「株式会社e-Mobility Power」は、電力会社がイニシアチブを取って進めていくことになりそうですが、変化があるでしょうか。

電力会社がメインであるということで、個人的に一つ期待してしまうのが、自宅でEVを充電する用の、安いプランを設定してくれるのでは?!ということです。
今も、日本でもそういう動きはあるようですが、東京電力と、中部電力が、率先して家での充電を助けてくれれば、リーフユーザーも、わざわざ日産のお店に充電に行かなくても、家で気軽に充電できるようになる。
そうすると、必然的に、外で急速充電をする人が大幅に減るので、急速充電器が足りないという、現状を、だいぶ改善することになるのではないかな。と思っています。

最近、リーフ乗りが増えていて、ちょっと出先で、日産のお店で充電したいなーと思っても、かなりの確率で、誰かが充電しています(^_^;)
そんな状態が解消されたら、だいぶEVも住みやすくなってきますね(^_^)


あとは、会社が変わることの大改革として、今ある50kwの急速充電器はそのままに、100kw、200kw超えの急速充電器を、バシバシと設置してくれる!
そんな夢物語を、ちょっとだけ、ちょっとだけ期待してしまいます。

「株式会社e-Mobility Power」さん、期待しております!!(^O^)