リーフ目線でテスラモデル3に試乗 しっとりした乗り味に感動

2019/10/12(0) 122

目次

意を決して、テスラに試乗予約(^_^;)
今のところ、整備工場が少ないことの問題はない?
変わった車内のつくりも、すぐに馴染んでしまう
内装の質感も、しっかりしていてシンプルで美しい
車体の重さは感じるけど、しっとりと走ってくれて気持ちいい

意を決して、テスラに試乗予約(^_^;)

新型日産リーフ G(ze1) 白/青ツートンに乗っています。
EVは、色々なクルマに試乗しているつもりでしたが、ひとつ、一番大切なものが抜けていました。
テスラです。

テスラって、アメ車だし、普通のディーラーとはちょっと違っていて、ディーラーの数も恐ろしく少ないので、なんとなく行きづらくて、ずっと行けていませんでした。
わたしは横浜に住んでいるので、川崎のショッピングモール、ラゾーナの中にテスラのショールーム?が出来たということで、いつも近くに行く時には気になっていました。

1、2ヶ月前に、そのラゾーナで、子供と二人でちょっと時間を潰さなければいけないことがあって、せっかく時間もあるのでテスラに行ってみよう!と思い、あまり言うことを聞いてくれない5歳の子供を連れて、テスラを見に行ってみました。

他のクルマのディーラーと比べると、あまりにも整然とキレイに整理されているように見える、そのテスラのお店。
モデル3って、そろそろ納車が始まるのかなー?というようなことを、店員さんに聞いてみました。
その時は、やっぱり徐々に日本も納車が始まっていて、試乗車もあるから、ぜひ今度どうですか?とのこと。

そんなこと言われたら、絶対乗ってみたい!
でも、その時はまだ予定が立てられなかったのと、子供のプレイルームもなく、もううちの子がお店を出たがって騒いていたので、また今度連絡します!
と、その時はそのままお店を出てしまいました。


さすがに子供が一緒だと、しっかり試乗もできません。
ちょっと平日に時間が取れたときに、テスラのホームページから、試乗の予約をしてみました!
翌日に、テスラから電話がかかってきて、試乗する店舗の確認と、こちらの指定の日時で試乗OKということが決まりました!

ネットでは、穴があくほどよくみているモデル3ですが、やっと実際に触れられることになりそうです。
なんだか、ちょっと緊張してしまいます(^_^;)



今のところ、整備工場が少ないことの問題はない?

試乗予約をしたのは午前中。ちょっとドキドキしながら、ラゾーナのテスラのお店に向かいました。
お店に着くと、奥に通されました。あれ、奥に商談ルームが2つあるんですね。
「テスラはネットで買う」ということなので、商談ルームみたいなものは無いのかと思っていました。


スッキリしていてやっぱりキレイな商談ルームで、気になることをいくつか聞いてみました。


故障は多いの?少ないの?
話の相手はテスラの方なので、そんなに悪いことは言えないとは思いますが、それでもやっぱり聞いてみたい、一番気になるところです。
モデル3は故障は少なくて、あったとしても90%くらいはネットからの接続で直せてしまうとのこと。
確かに、そんな話はよく聞きますね。

クルマをぶつけたなど、どうしても物理的に直さなければいけない時は、横浜だと、戸塚にあるテスラの修理工場に行く必要があるようです。
工場が少ないのは、やっぱりしょうがないですね・・・。

工場が少ないので、修理待ちがすごく発生してしまうのでは?と思ったのですが、テスラはエンジンやトランスミッションが無いので、やっぱり故障率は低いということで、順番待ちはあまり発生していないそうです。
ただ、普通の消耗部品以外の部品が必要で、アメリカから取り寄せになった時は、数週間とかの時間がかかるようです。
輸入車なら、それは仕方ないですかね。


変わった車内のつくりも、すぐに馴染んでしまう

気になるところも聞けたので、早速モデル3に試乗します!
テスラのモデル3で一番気がかりなのは、自分の目の前には、メーター類が何も無いということです。


コックピットみたいな運転席が好きな人にとって、メーター類が少ない、スイッチが少ないのは・・・マイナスでしかない?!(^_^;)
わたしは、いっぱいスイッチが付いているのが好きだし、メーターもいっぱいあって、いろいろ表示してほしい!
そんなタイプです。
頑張って、そのいっぱいのスイッチを使いこなすのが楽しい。みたいなところがあります。

実際にモデル3を運転してみて、やっぱり、スイッチが少ない、メーターの表示がクルマの中央にしかないのはどうしてもイヤだ!
という風に感じてしまうこともあるかな・・・と、いろいろ不安でした。


そして、実際に乗り込んで、ちょっと説明を受けてから運転してみました。
違和感があるのは、初めの一瞬だけでした・・・σ(^_^;)

なんということでしょう。
あれだけ不安だった、中央に1つしかないメーターが、全く気になりません。
と言うより、中央にあるiPadのようなディスプレイは、反応もiPad並みによく、解像度も高くてとても美しい。
一瞬で、
「こっちの方がいい・・・」
と、虜になってしまいました(◎_◎;)


決して、わたしは洗脳されやすいタイプではないと思っているのですが・・・
まず、モデル3はハンドルの径がだいぶ小さいですね。
なので、普通のクルマのように、ハンドルの隙間からメーターを見る。と言うのは、そもそもムリそうです。

あと、中央の15インチディスプレイの位置が絶妙なんだと思います。
高すぎず、低すぎず、近すぎず、離れすぎず、丁度いい位置なので、運転していても違和感を感じません。
ただ、ナビのルート案内とかは、ヘッドアップディスプレイなどで表示できたら、うれしいかもしれないですね。


わたしとしては、一番受け入れられないのではないかと、不安に思っていた中央に全ての情報を集めてしまったディスプレイ。
これが、逆にすごくいいと思ってしまったことが、とにかく意外でした。
そのタッチディスプレイの解像度が高い、反応がいい。ということが、大きな原因のひとつだと思います。
そもそも、iPadのヌルヌルとスムーズに動く感じが、異常に好きなので(^_^;)


内装の質感も、しっかりしていてシンプルで美しい

内装も、こだわりを感じます。
手が触れるところには、ちゃんとステッチが入っていて、本革ではないですが、いい触り心地です。
やっぱり、手が触れるところがソフトパッドになっているのは、乗っていて気持ちがいいですよね。

ドアを開けるのも、レバーではなくてスイッチ。
なかなか使いやすくてカッコいいです。


後ろの席も、基本的にデザインは一緒ですね。
ちょっとモチっとしたシートに座った感触が気持ちいいです。
長く乗ったらどうなるのか、試してみたいところです。2、3日貸してくれたらいいんですけどね・・・( ̄ー ̄)

後席は、ものすごく広いということは無いですが、そこそこゆったり座れそう。
リーフよりは少し広い感じがしました。


モデル3といえば、やっぱりこのガラスルーフ。
けっこう強いスモークです。
強い日差しでも、しっかりUVカットとかしてくれそうです。
強いスモークでも、天気がいい日は、空も見えてすごい開放感だと思います。
こんなクルマで家族と出かけたら、楽しい旅行になりそうですね(^_^)


アメ車だから、つくりが雑なところがあるのでは・・・?
正直、そんな風に思っていたので、いろいろとチェックしましたが、わたしの目では、雑に思えるところは見つかりませんでした。
試乗車だから?ということも、もしかしたらあるかもしれませんが、実際には最低でも500万円を超えるクルマなので、しっかり作ってあるのかもしれませんね。


車体の重さは感じるけど、しっとりと走ってくれて気持ちいい

実際に乗って、走り出してみると、うーん、やっぱり重いクルマ。という感じがします。
今回試乗させてもらったモデル3は、パフォーマンスというグレードだったので、車重は1,847kg。
リーフの40kw車が、1,520kg ということなので、わたしが普段乗っているリーフに比べて、300kgは重いことになります。

モーターの動力性能は、十分すぎることはわかっているので、全然問題ないのですが、低速で乗っていても、ちょっと挙動が重く感じられました。
でも、そういえば今乗っているリーフに、初めて乗った時も、その1,520kgの車重に重さを感じましたが、今は、全く重さを感じなくなっています(^_^;)
結局は、慣れの問題なのかもしれません。

スタンダートプラスのグレードなら、1,611kgということなので、もっと軽いとは思いますが、そちらは後席にシートヒーターが付けられないということ・・・
なぜ・・・?
うちは、どうしても後席にシートヒーターがほしいし、どちらにしてもRWD(後輪駆動)でなくて、AWD(4輪駆動)がいいので、ロングレンジAWD以上のグレードがいいのですが。


モデル3に乗り込んで、前を見ると、ダッシュボードが低くて、とっても視界がいいことに驚かされます。


ダッシュボードが低くて、見える範囲が広がるのって、こんなに気分がいいものなんですね。
ここは、ガソリン車がベースになっているリーフとは違うところですねー。
このスマートな感じが、やっぱり電気自動車として専用設計されていることの素晴らしさのようです。

実際に運転していると、車重が重いためか、とてもどっしりしていて、乗り心地はいいです。
乗り味がゴツゴツしている。という話を聞きますが、わたしは特にそういう印象は感じませんでした。
運転席周りには、ハンドル左にウインカースイッチと、右にコラム式(?)シフトレバーがあるだけですが、これはベンツと同じということで、全く違和感を感じません。
タッチディスプレイに映し出されている操作系が、けっこうわかりやすく整理されているので、問題に感じないんですね。
そっか、スイッチって、無くてもいいんだ(^_^;)


ちょっと小径で、合皮のハンドルは、触り心地もよくて、手にしっとりと馴染みます。
ハンドルを触っていて気持ちいいのは、やっぱり重要ですね。
ハンドルのすぐ上は、もう前方の視界が広がっているので、目の前にメーター類がない事が、逆に、これで正しい。と感じてしまいます。


なんなんでしょうか、この感じは。
普通じゃない操作系に、もっと不満だらけになることを予想していたのに、その変わっている内容の全てが良く見えてしまう・・・(~_~;)
決して、わたしが新しもの好きだからというだけではないと思いますよ。
モデル3って、こんなにいいクルマだったのか・・・
全体が考え尽くされて作られている感じが、とても気持ちいいクルマでした。


最近だと、モデルSが中古で安くなって来ていたりとか、


家族で乗るなら、やっぱり憧れのモデルX だとか、


いろいろありますが、この新しい操作系は、モデル3から。
もし、テスラを買うなら、やっぱりモデル3ですかねー。

今回は、一般道を10分ほど試乗させてもらっただけなので、動力性能のすごさなどは、あまりわかりませんでした。
高速に乗ったらどんな感じなんだろう・・・と聞いてみたら、高速も試乗させてくれるそうです!
また、改めて、高速道路での試乗をさせてもらうことになりました。

わたしはすぐに買い替えはできないですが、次に買うなら、やっぱりテスラ?
そう思えてしまう、今回の試乗でした。
この先進感は、何ものにも代え難い素晴らしさがありました!(^-^)