日産新型リーフ 日帰り旅行400km弱で、結局充電4回・・・
目次
・充電100%から250km走れるとしても、日帰りだと色々厳しい
・休憩中に充電すれば問題ない説は本当?
・充電しようと思っていたポイントで、充電器故障が・・・
・帰り道は、やっぱり充電待ちの嵐
・それでも、このハードスケジュールをこなして家までたどり着けました!
充電100%から250km走れるとしても、日帰りだと色々厳しい
新型日産リーフ G(ze1) 白/青ツートンに乗っています。
2月に、横浜から伊豆方まで、往復で370kmほどの日帰り旅行に行きました。
奥さんと5歳のこどもと一緒の小旅行です。
朝、6時ごろに出発して、東名高速道路を使って、伊豆まで行って、ちょっとイベントを見てから、またのんびり帰るという計画です。
バッテリー容量が40kwhのうちのリーフは、100%まで充電すれば、250kmほど走ることができます。
なんとなく普通に考えてしまうと、250km走れるんだから、X2で、500km。
370kmの道のりの旅行なんて、1回充電すれば余裕でしょ!
毎日リーフに乗っているわたしでも、なんとなく、そんな気がしてしまいます。
でも、よく考えてみると、1回の急速充電は40kwの出力で30分。
もし、40kwの出力で、30分間充電できたとしても、20kwh。
実際には、40kw出力で充電を開始しても、バッテリーの保護の観点から?どんどん出力を下げられてしまうので、けっこうバッテリーが減っている状態から充電しても、せいぜい15kwh充電できればいいところだと思います。
うちのリーフは40kwhなので、半分も充電できません。
距離で言うと、100kmといったところでしょうか。
そして、旅行中だと、充電スポットに辿りついても、たくさん充電待ちしていたり、その充電器が壊れて使えなかったりすることがあります。
だいぶ余裕を持った状態、わたしだったら、40%くらいになってしまったら、もう充電しないと不安になりますね。
休憩中に充電すれば問題ない説は本当?
よく言われるのが、
「そもそも連続して1、2時間運転したら、休憩した方がいいから、その休んでいる間に軽く充電しておけば、充電に困ることはない」説。
わたしも正直、その考え方には賛成でした。
でも、それは、「全てが順調だったら」の話しになりますね・・・
今回の旅行も、もちろんそのつもりでした。
リーフを、ほぼ100%に充電した状態で出発。
東名高速道路に乗って、100キロほど走った、足柄サービスエリアで一旦休憩。
念の為、30分充電します。
100キロを高速道路で走ると、30〜40%くらいはバッテリーを消費します。
その状態から、急速充電しますが、急速充電は、80%を過ぎると、かなり充電の出力が落ちてきて、あまり充電されなくなります。
なので、急速充電で充電するときは、30分充電しても、だいたい80%台で充電は終了してしまいます。
日帰り旅行中は、常に急速充電にお世話になることになるので、
30分充電しても、80%までにしかならない。
ということになりますね。
80%充電できるということは、だいたい急速充電した後は、航続可能距離が200kmです。
一度充電したら、その後は200キロ走れるというのを念頭に置く必要が出てきます。
100%だったら250キロですが、80%で200キロとの差は、意外と大きい(・_・;
そして、200キロ走れるけど、次の充電ポイントが必ず充電できるとは限らないので、余裕を持って、40%は残しておく計算で、次の充電ポイントを決めようとすると・・・
200キロの60%は120キロ。
今いる地点から、120キロの範囲で、次の充電ポイントを決めなければいけません。
そしてそして、120キロの範囲で次の充電ポイントを決めようとすると、もちろん、ちょうど120キロ行ったところに、充電ポイントがある!ということはほとんどないので、120キロよりも、だいぶ手前に充電ポイントを設定することになります・・・
このように、日帰りで、そこそこの距離がある旅行だと、
100%充電の航続距離が250キロあったとしても、けっこう厳しい状態になるということを、今回身を以て体験しました(^_^;)
充電しようと思っていたポイントで、充電器故障が・・・
今回の日帰り旅行は、朝早く出発したので、始めはすこぶる順調でした。
こんな感じで、休憩ついでに充電していけば、全然余裕でしょ!
と思っていました。
東名高速道路を下りた後、箱根のパーキングエリアにも急速充電があるので、そこで充電すれば、後は帰りに、また東名高速道路で1回充電すれば、ちゃんと家までたどり着けるかな?
そんな風に計画を立てていました。
しかし・・・
箱根のパーキングエリアで充電できないorz
箱根のパーキングエリアに着いて、丁度急速充電が空いていたので、充電しようと試みるのですが、どうにもうまく充電が開始されません。
このポイントで充電できないと、だいぶ計画が狂ってしまいます。
急速充電器に、連絡先の電話番号が書いてあったので、電話してみると、どうも、不具合があって今は使えないらしいです。
うーむ。
とりあえず、ここで充電しなくても、当初に行き先にはたどり着けるけど、そのポイントに充電施設があるわけではないので、その後をどうしたものか。
とは言え、充電できないものは充電できないので、ひとまず目的地に向かいました。
帰り道は、やっぱり充電待ちの嵐
結局、目的地について、イベントが終わった後、帰り道にある日産のディーラーで充電させてもらうことに。
高速道路に乗る前に、30分のロスタイムですが、これは仕方ありません。
そこからの帰り道は、200キロ近くあるので、80%充電の状態だと、充電なしで家に辿り着くのは、ちょっとムリです。
充電したりしていて、少しずつ時間が押しているので、どんどん、渋滞にハマる可能性も上がってきてしまっています。
渋滞にハマって、充電無くなった!なんてことになったら、目も当てられません(・_・;
帰り道の東名高速までは順調に乗れました。
富士川サービスエリアにある、観覧車にみんなで乗って楽しんで、その間に充電できれば、完璧なのでは?!
そんな計画を立てました。
しかし・・・
やはりそんなにうまくは行かず、富士川サービスエリアの急速充電は、アウトランダーPHEVが充電中で、その隣には、別のリーフが充電待ちの様子。
ここでの充電は諦めた方が良さそうです。
ここでは、観覧車と公園を30分ほど楽しんで、次の足柄に向かいました。
足柄サービスエリアでは、なんとか2台中1台の急速充電器が空いていたので、充電できることに!
充電器にありつけることが、こんなにうれしいなんて・・・(・・;)
今回の充電で、また80%ほどになりました。
後は、渋滞したとしても、なんとか家にたどり着けるだけの電力を確保できました!
それでも、このハードスケジュールをこなして家までたどり着けました!
その後、やはり東名高速道路の上りの渋滞に巻き込まれました。
でもなんとか無事、電欠することなく家に辿り着くことができました。
バッテリーの残量は、29%。
これを、余裕でたどり着いたとみるのか、ちょっと苦しかったとみるのかは、人によって違うと思います。
わたしとしては、やっぱりちょっと苦しかったですね・・・
リーフのアプリで、その当日の履歴を見てみると、
「良い運転です!」
となっていました。
どうもありがとう(^_^;)
この一日の電費は、6.6km/kwh。
冬の寒い日としては、悪くない電費だと思います。
消費電力は、56.2kwh なんですね。
それを充電するために、これだけ何度も充電に時間を費やすことになるとは・・・
4回、急速充電を使っているので、
30分 X 4 = 2時間
1日の旅行のうち、2時間も充電に使っていたのか(・□・;)
やっぱり、EVで、休日にそこそこの距離の日帰り旅行は、かなりの覚悟がいるようでした。
今回は、本当に、出先の急速充電の難しさを実感する旅となりました。
大人だけの旅行で、移動は平日にできるとか、ある程度時間の融通がきくのなら、それほど問題にならないのかもしれません。
今回は、何度か不運が重なって、大変な旅になってしまいましたが、平日の空いているときであれば、今日のような苦労は不要ですね(^_^;)
子供がまだある程度小さくて、旅行は休日のみ!という、ウチみたいな家庭の場合は、できれば無理に日帰りにせず、一泊するなどした方がいいですね。
それで、ホテルに普通充電があれば、もう言うことなしです。
次からの旅行は、今度のことをよーく考えてから、計画を練ることにします。
EVで急ぎの旅は、みなさまお気をつけください(^_^)