日産新型リーフ e+で100kW急速充電してみました!思っていたより効率いい!

2020/03/31(0) 1

目次

62kWhの e+ だと、どのくらい充電できるか検証します!
雨の中の充電開始
バッテリー残量80%では、42kWしか出ない
150キロ走ってきても、30%しか減らないバッテリーはすごい
出力74kWまで確認できました!

62kWhの e+ だと、どのくらい充電できるか検証します!

新型日産リーフ G(ze1) 白/青ツートン40kWhに乗っています。
2年半点検のとき、色々と時間のかかる作業も一緒にお願いしていたこともあって、ついでにリーフe+に試乗させてもらいました。

1泊での試乗をさせてもらえたので、念願の、e+(バッテリー容量62kWhのリーフ)で、実際に充電してみるとどんな感じなのか、40kWhのうちのリーフとどのくらい違いがあるのか、検証してみようと思います!


まずは、まだ e+ のバッテリー残量は80%ですが、この時点で100kWの急速充電で充電すると、どうなるのか、とっても興味があります。
もう夜ですが、早速、日産グローバル本社の100kW急速充電器のあるポイントに来てみました。


↓この、ちょっと高級感のある、急速充電用のプラグを挿します。
ちょっとドキドキしますねー。
しかし、このケーブルが太くて重いなぁ。




雨の中の充電開始

重いケーブルを頑張って引き回しながら、e+ の急速充電のポートに挿しました。
バッテリー容量が大きいってだけで、何だかうれしくなってしまいます。


↓100kW急速充電器でも、操作方法は普通の日産ディーラーにある、急速充電器と全く同じですね。
雨が降っていたのですが、屋根があるのに、なぜかこの操作する場所は、雨があたってしまうところにあります・・・
なぜ・・・?(・_・;
雨に濡れながら、充電カードをかざして、充電開始です!


↓この、どでかい100kW急速充電器で、充電可能か検証が始まって・・・
充電できるようです!
さて、どうなるでしょうか。




バッテリー残量80%では、42kWしか出ない

ドキドキしながら、リーフに乗り込んで、メインスイッチを入れます。
いったい、何KW出ているのでしょう?!
・・・
42kW
あれ?なんだか、いつもの見慣れた数字です。
こ、これから上がっていくのかな?


↓3分経って・・・順当に、ちょっとずつ下がってきました(・_・;
過度な期待をしてしまっていたようです。
まぁ、バッテリー残量80%の状態からの充電なので、そもそも、40kWを超えるところから充電が開始できたのが、すごいことではあります。


ただ、今まで見たことのない数値を見れることを期待していたのに、いつもの数字しか見れなかったことに、だいぶがっかり・・・
まさか、e+で100kW急速充電器を使っても、45kW以上出ないのでは?!
そんな不安が頭をよぎります。


ただ、冷静に考えると、80%もバッテリー残量がある状態からの充電であれば、42kWも出たことがすごいというのは、確かなこと。
あとは、明日、いろいろと用事を済ませたあと、またこの日産グローバル本社で100kW充電をしてみて、どうなるかですね。

今回は、テストということで、ほとんど充電をせずに帰ることにしました。


150キロ走ってきても、30%しか減らないバッテリーはすごい

そして、翌日の夕方、全ての用事を終えて、ふたたび日産グローバル本社の100kW急速充電器の前にやってきました!


けっこう走ってきたつもりなのですが、さすが62kWhのバッテリー容量を持つ e+、なかなかバッテリーが減りません(^_^;)
昨日、バッテリー残量80%ちょっとから、150キロほど走ってきました。
それでも、47%も残っているんですね。


急速充電のプラグを、リーフe+ にしっかりと接続して、ちゃんと充電開始できました。
さて、どんな数字が見れるのでしょうか・・・




出力74kWまで確認できました!

充電を開始。
リーフの車内に戻って、恐る恐るリーフのメインスイッチを入れて、メーターの充電の表示を見ると・・・

きたー!!!!
とうとう、今まで、40kWhのリーフでは見ることのできなかった、充電の出力73kWという数字を見ることができました!!


その後、74kWまでは上がるのが確認できました。
普通のリーフでは、一番高い数字が、45kWだと思うので、残量50%くらいでも、こんな数字が出てしまうなんて、やっぱり e+ ってすごいです!


↓その後、少しずつ順当に出力は下がっていって、最終的には、29kWまで下がりました。
74kWから、29kWまで下がると、ずいぶん下がったな・・・
という気もしますが、普通の40kWhのリーフでは、29kWの充電出力って、そんなに悪くない数字ですよね(^_^;)


↓結局、50%くらいから充電をはじめて、30分の急速充電で、81%まで充電できてしまいました。
50%からの充電で、120キロ走行できるだけの充電ができたことになります。

これが、40%とか、30%までバッテリー残量が減った状態であれば、もっと充電効率が上がるはずなので、これは、かなり実用域に到達できてきているのではないでしょうか?!


普通のリーフのバッテリー容量が40kWh。
e+ は62kWh。
約1.5倍ですが、充電効率を考えると、2倍近い容量アップに感じます。

今回は、100kW出力の急速充電器だったので、その恩恵を多く受けられました。
でも、普通の50kWの急速充電器だったとしても、実質最大出力の45kWを長く出すことができそうなので、充電効率はだいぶ上がりそうです。



これだけいいことばかりに感じる、素晴らしい e+!
ただ、最大のネックは・・・
そう、お値段です(・_・;

新車で、普通に500万円を超えます。
・・・そうなると・・・やっぱり話しは別ですね(^_^;)

はっきり言って、500万円も出せば、かなり質感の高い輸入車も、射程圏内に入ってきます。
それと比べると、リーフの内装は・・・
ちょっと・・・シンプルすぎる?!

バッテリーで、ほとんどのコストを持っていかれているとは言え、あとちょっと、高級感を出してくれたらなぁ。
と思ってしまいます。


これで、もっと価格を抑えてくれたら、素晴らしい実用域に入ってきたEVです!
技術革新で、バッテリーのお値段が劇的に下がることを、期待したいですねー(^-^)