新型リーフ 1週間試乗 キュイーンの加速はヤミツキ
目次
・全ての動作が「軽い」新型リーフ
・何と言っても1ヶ月ガス代(?)2000円のコスパは高い!!
・バッテリーの容量は40kWh、フル充電には急速充電が2回以上必要
・急速充電以外、外での充電はもはや意味がない?!
・雨の中でも急速充電していいの?
・次の急速充電の規格で充電時間が3分の1に?! でも、今の新型リーフは・・・
全ての動作が「軽い」新型リーフ
先日、日産のディーラーさんから、1週間、新型リーフを試乗で貸していただけるということで、
1週間、毎日の通勤40キロと、週末のドライブで、たっぷりと試乗させて頂きました!
1000キロ近くは走ったと思います。
たくさん乗って、からだにもリーフが馴染んでからの感想は、
「リーフは軽い」
ということでした。
以前にも、簡単にディーラーさんでリーフの試乗をさせていただいていました。
その時は、「なんだか重い」と感じていました。リーフでどのように走ったらいいかわからなかったのと、
2、30分ほどの試乗では、その時どんなモードにして走っていたのかも、ちゃんと把握できていなかったから、
そう感じていたのかもしれません。
やっぱり、少しの試乗では、その車のことはわかりませんね・・・(^_^;)
エコモードではなく、通常のモードでのリーフは、恐ろしく速いです。
旧型のリーフよりも、さらにパワーが出るセッティングになっているということを実感できました。
モーターでの発進加速が速いことは、もう常識化しているかもしれませんが、実際にこれを体験してしまうと、
ヤミツキになりますね・・・。
エンジン音は、もちろんしないし、モーターの音も、ほとんど聞こえないまま、加速していきます。
しっかりと、今、時速何キロで走っているのかを把握しておかないと、
知らずにずいぶん速度オーバーで走ってしまっていたりしました(◎_◎;)
あと、EVの利点として感じたのが、暖気がいらないということ。これって、チョイ乗りが多い乗り方をしている人には、
かなりのメリットがあるのではないでしょうか。
普通のエンジン車では、1、2キロだけ乗るとき、
エンジンが温まる前に車を降りることになって、とても車によくない気がしてしまいます。
どんどんムダに車の寿命を縮めてしまっているような・・・(^_^;)
それが、EVでは全く気にしなくてよくなります。バッテリーもモーターも、熱くない方がいいわけで、
リーフに乗って走り出した瞬間から、普通に走れます。これって、とても気軽に乗れて、気分がいいですね。
何と言っても1ヶ月ガス代(?)2000円のコスパは高い!!
「日産ゼロ・エミッションサポートプログラム2」
というのに入ると、なんと、
月2000円で急速充電器使い放題!!
使い放題ですよ?!どれだけ走っても、月2000円でいいんですよ?!
はじめに聞いた時、ちょっと耳を疑ってしまいました。
どうせ、日産のディーラーで充電するときだけなんでしょ?
と思ったら・・・一般的に高速道路とか、コンビニとかに置いてある、ゾウのマークの急速充電器も使い放題なんです!!
どんなに走っても、月2000円。これは夢のような話ですね・・・(・□・;)
毎日通勤に使っても、どれだけレジャーでドライブに行っても、月2000円。
うちは、月に1万円弱くらいのガソリン代がかかっていますが、それが2000円。
しかもどれだけ遠くまでドライブに行っても、それでも月2000円。
2000円、2000円としつこいですが、ホントに度肝を抜かれました(^_^;)
バッテリーの容量は40kWh、フル充電には急速充電が2回以上必要
と、月2000円には驚愕したのですが、いいことばかりではありませんでした。
直接のデメリットなわけではないのですが、EVなので、当然、充電に時間がかかります。
初期型の一番初めのリーフのバッテリー容量は、24kWhでしたが、今ではほぼ倍の40kWhを積んでいます。
航続距離に余裕が出たのはかなり嬉しいことなのですが・・・
急速充電の充電速度(50kW)は基本的に変わっていないようで(^_^;)
要するに、満充電するまでに、倍時間がかかるようになってしまったということになります。
実際に1週間リーフに乗って、いつも急速充電器で充電していたのですが、
普通、急速充電器は30分で充電が終了するように設定してあります(次の車への配慮を考えると、確かにこの設定が妥当だと思います)。
30分で充電できるのは、その時の残量によって前後しますが、だいたい3分の1くらいなイメージです。
ドライブで遠出したいから、100%近くまで充電したいと思ったら、2、30%のバッテリーが残っている状態でも、
2回充電が必要です。
30分 × 2 = 1時間・・・(-。-;
誰も他に充電待ちしている気配がなければ、2回続けて充電できますが、充電待ちの車がいれば、
どこかまた他で充電する必要があります。
↓この写真を見ても、50kWの急速充電で100%充電したいと思ったら、1.5時間かかることがわかります。
↓明日はドライブ!という時には、できればこのくらいまで充電しておきたいのですが・・・。
急速充電以外、外での充電はもはや意味がない?!
それと、バッテリーの容量がとても大きくなったことで、もう一つ残念に感じたことが。
それは、ショッピング中などの200V充電。
バッテリーが大きくなったので、200Vで1時間充電しても、変わったか、変わってないかわからないくらいの充電にしかなりません(^_^;)
しかも、わたしが見たショッピングモールは、だいたい1時間で移動しなければいけないところだったので、1時間経ったら車まで戻って移動させなければいけません。
これだと、ただ手間がかかるだけなので、1時間以上ショッピングする予定なら、充電しないほうがいいかな・・・という感じです。
うちの近くのコンビニにも、タダで200Vで15分充電させてくれるところがあるのですが、せっかく充電させてもらっても、
ほぼ全く意味がない感じでした(^◇^;)
200V充電なら、せめてショッピング中はずっと充電させてくれるとかにしてくれないと、意味がなさそうですね・・・。
200V充電でも有料のところも増えて来ていますが、急速充電が、月に2000円で使い放題なのに、わざわざ有料の200Vの充電をすることもないと思います。
ちょっと、充電器を整備するインフラ側と、車のメーカー側の施策がチグハグな感じが否めませんでした。
EVの普及には、まだまだ課題が多い気がします。
雨の中でも急速充電していいの?
リーフの充電プラグは、左側が急速充電、右側が普通充電になっています。この辺は、アウトランダーPHEVも同じでした。
プラグが共通なのは、当然かもしれませんが、とても助かります。
1週間リーフに乗っていたとき、けっこう激しい雨の日が多かったのですが、一つ心配になることがありました。
急速充電器は、野外にあることが多いので、激しい雨の時に充電できるの?!
ということです。
当然ですが、高い電圧の電気が流れているところに、水が入るのは厳禁ですよね。感電して、大変なことになります(◎_◎;)
激しい雨が降っている時でも、やっぱり充電したくなるタイミングは来ます。
こんな状態で充電していいのか、かなり気になり、日産のホームページなどを色々調べました。
どうやら、雨の中でも、充電はできるように設計されているらしいです!
プラグの中に水が入らないように注意するのは当然ですが、対策は取られているようでした。
↓実際に、激しい雨が降っている時、できるだけ雨が当たらないように、サッと充電プラグを差し込むようにして充電してみました。
2回ほど、こんな状態で充電したのですが、特に問題はありませんでした。
1回の充電で走る距離が、だいたい100キロから200キロなので、どうしてもこういうシチュエーションで充電するタイミングもあると思います。
できるだけ気をつけて充電すれば、雨の中でも充電していい。というのは、だいぶ助かりました!
次の急速充電の規格で充電時間が3分の1に?! でも、今の新型リーフは・・・
今、急速充電器で、一番普及しているのは、ゾウのマークの「CHAdeMO」チャデモ だと思います。
2017年で、7000台くらい日本全国に設置されているらしいです。
今の CHAdeMO の急速充電は、50kWで充電できます。ずいぶん長いこと、この規格から変わっていない気がします。
が、今年2018年くらいから、徐々に150kWhの急速充電器が登場するらしいです!!
30分の充電が10分で終わる?! 150kWhでも30分まで充電してよければ、十分満充電することができます!!
そうなれば、EVの実用性は飛躍的に高まります(*^▽^*)
しかし・・・今の新型リーフは、50kWの急速充電にしか対応しておらず、150kWの急速充電器を見つけたとしても、
その規格で充電することはできませんorz
先にインフラがある程度整ってから、それに対応した車が出てくるというのは、仕方がないことかもしれないですが、ちょっと残念です。
車側が先に対応しておいて欲しいところですね・・・。
2020年の東京オリンピックの頃には、なんと350kWhの急速充電器が登場するらしい(・□・;)
そうなると、一気にEVの利便性が高まりますね。どのくらいの速度で、新しい規格の急速充電器を設置して行ってくれるのでしょうか。
そして、そして、もう一つ気になることが。
そんな、便利になっていく予定のEVですが、本格的に便利になってくると、やっぱり月2000円というようなプランは・・・
無くなってしまうんじゃないでしょうか(^_^;)
今のEVは、これだけ不便なところがあるので、なんとかEVに乗ってもらおうと、車メーカー側が色々な施策を打ってきている中の一環と思われます。
きっと月2000円は、今だけなんだろうな・・・と思うと、あまり月2000円で手放しでは喜べないですね。
新型日産リーフ、ともあれ、スタイリングも含め、とてもいい車に生まれ変わっていました!(メーター周りが保守的なのはのぞいて・・・)
トヨタからもEVが出てくれば、日本のEVも活気付いてくると思うので、これからのEVが楽しみです!(^-^)
あっきーさん、こんにちはー(^^)
ホント、EVのモーターで走る、発信の力強さには、ただただ驚かされますよねー。
シエンタハイブリッドのモーターも、もっと自由に使えるモードがあれば、もっと楽しめるのになーと、いつも思っています(^◇^;)
リチウムイオン電池の劣化、確かに気になりますよね。スマホの電池も、2年くらいで劣化するのを考えると、ホントに大丈夫なのか?と思ってしまいますね・・・。
EVに積まれているバッテリーも、どんどん進化してきて、冷却効果も高めたりして対応が進んでいるように見えます。初期のリーフのように、どんどん(?)バッテリーが劣化して、「セグ欠け」が進んで、最大充電容量が減っていくというのも、改善されているようですねー。
5年くらいなら、特に問題なさそうですが、10年スパンで考えると、やっぱり交換が必要になってきたりするくらい劣化するのは避けられないのでは・・・と思っています。
そうなると、リセールバリューが下がってしまうのも、避けられないかもしれないですね。
車メーカー側のバッテリーの保証をうまく使って、いい感じにできるような気もします。
実際のところ、どんどん進化しているバッテリーが、どのくらいでダメになるのかは、時間が経たないとわからないし、時間が経った頃には、さらに進んだ技術のバッテリーが開発されていて・・・という感じだと思うので、やっぱり「欲しい!!」と思った時に買うしかないんでしょうかね(^_^;)
わたしは、まだまだシエンタ信者ですが( ̄∀ ̄)、もしEVやPHVを買うとしても、やっぱり充電時間が短い150kWに対応した車じゃないといやだなーと思いました。
こんにちは(^^)
私も先日、リーフ、プリウスPHVと試乗して、EVのトルクの大きさには驚かされました。ガソリン車にはない魅力ですよね。
記事で触れている充電時間もネックに感じましたが、私がそれ以上に気になったのは「リチウムイオン電池の劣化」です。EVはガソリン車以上に消耗品のような印象があります。この辺、何かお調べしてたりしますか(?o?)
info@aray.jp